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感動再び 鉄拳のパラパラアニメ「振り子」がミューズの公式ビデオクリップに(ニュースから)

2012.10.31 06:30 | EDIT

感動再び 鉄拳のパラパラアニメ「振り子」がミューズの公式ビデオクリップに



 鉄拳さんのパラパラ漫画「振り子」がmuseのEXOGENESIS : SYMPHONY PART III (REDEMPTION) の
公式PVとして採用されたとの事です。

以前からこの動画は注目されており、ネット上では人気を博していたのですが、
それがあまりにも好評で、今回museが正式に公式PVとして採用しました。

 不覚にも俺は高大時代に鉄拳が好きであったにも関わらず、お恥ずかしながらこれを見るのが初めてでした。
そして、見た瞬間に
「これは、一本とられたな」
と思いつつも、ちゃっかり涙がこぼれてしまった訳です。決して号泣はしませんでしたが。
歌詞(和訳はこちらのブログにのってました→和訳)とこの作品の世界観がマッチしており、
なおかつmuseな過剰で動静が明確な音楽が相まって、より素敵なものが作られました。

 漫画を作った鉄拳さんも素晴らしいですが、いいものをいいと認め採用したmuseサイドも素晴らしいと思います。
 さて、この作品の事を、「これは、一本とられたな」
と書きましたが、何故こんな感想になったかと申しますと、
死から生まれる感動だったり、生活の崩壊など、一見するとチープでありきたりな内容になる可能性が非常に高いのですが、この作品にはありがちな要素にも関わらず、安っぽさがない事が凄いと言うのが理由としてあげられます。

 精巧な視野や、振り子の揺れと人生をシンクロさせた事、音楽のよさ。これが要素の一つかもしれませんが、決してそれだけではない話の巧さがあるのではないか。と感じたのです。
 それ以前に、感動モノのチープさとはどんなものか、こっから考えて行きます。あくまで仮説でしか無いですが、以下の内容で間違いは無いでしょう。







① ハンディキャップなり、同情を買うもの。なおかつ、それが二人だけの世界で帰結してしまったもの。

② 視点が単一的であり、個人の感情だけをベースにした君あなた君の要素だけで構成された具の無いサンドイッチなもの。

③ 悲劇のヒロインよる陶酔型の作品。

④ 贖罪や救いが無く、次の一歩へ進もうとする脳内お花畑シリーズ。







具体例を上げてみると、


① ハンディキャップなり、同情を買うもの。なおかつ、それが二人だけの世界で帰結してしまったもの。


 俺が個人的に障碍者ものや2○時間テレビのチャレンジ系がアホみたいに大嫌いなのですが、それがこのケースでしょうか。障碍者が頑張ってるから、それが素敵やん。と島田紳介バリの感動で大泣きする幸せな人がいそうですが、障害者だから頑張ってるわけでは無く、みんな頑張っているわけで。それにそのがんばりは生きる為に必要不可欠な要素なわけで。それを特別視するのはいかがなものかと。

 そして、これらの前提条件が障害者は綺麗な心を持っている前提で話が進んでいる事。完膚なきまで心が浄化されて、セックスの事なんて1mmも考えた事ありません。人を恨む事を知りません。妬みなんてもっての他です。なんて言う人間の負の感情が無い訳です。明確なハンディキャップを持っているのに、頑張ってて。かわいそう、私この子を応援したいと言う、
どこから沸いてくるのかわからない上から目線で号泣する阿呆な視聴者も気持悪いし、それで感動を作ってるだろ。とドヤ顔かます制作者も気持悪い訳です。

 個人的な話ですが、障害者だからセックスしない。性欲が無い。なんて事無いから。
基本的な感情は何であろうと関係ない。うちの知り合いでハンディキャップ持ってる人いるけど、
普通に出会い系サイトで女の子ひっかけようとしてたし、下ネタになるといきいきする。
なのに障害者は欲が無くて、心が綺麗と言う前提で通っているのがおかしい。明らかにチープな感動を招く為の布石なのがみえみえ。

 あと、ハンディキャップと戦っている人ほど、ハンディキャップを言い訳にしたり、
それに甘えようとしなかったりする。きっちり戦っている人は対等に関わる事を望んでいるケースが多く(うちの周辺の話ですが)、寧ろハンディをネタにして自虐まで発展させる奴もいる。
戦っている人が一番悲しむのは、同情される事。そうすると対等と言う立場が失われ、下手すれば可哀想と思われることにショックを覚えるものなのです。

 だいたい、差別だ差別だ!って騒ぐ奴は、自分は弱い存在だから優越しろ。とか、
 自分は不幸だ。だから金よこせ!って言ってる様などうしようも無い奴がほとんどだ。差別は金になるんだよ。

 なんであろうとどうしようもない奴はどうしようもない。ハンディキャップなんて関係ない。
もう面倒だ。次々。


② 視点が単一的であり、個人の感情だけをベースにした君あなた君の要素だけで構成された具の無いサンドイッチなもの。


 わかりやすいので恋愛ものを前提に話します。
 これは携帯小説や絢香の歌、おいしいパスタ作ってくれたお前、マジアルデンテ。生がいいって生でやって〜
にありがちなんですが、この手の歌や作品はチープであると感じる人が多いみたいです。
これに関しては何故チープに感じるかと言うと、
視点が歌い手、語り手の感情のみで構成されて、恋愛ものであるにも関わらず、相手の気持がおざなりになっていると言う事です。

 恋愛小説で面白いのは、恋愛である以上双方の感情が的確に表現されており、
その中での歯痒さや思いなんかを楽しむものが前提だと思っております。
例えるならば感動のキャッチボール。受け手と投げ手が巧い事感情を受け取り合って、
傍観者である私たちはそれを眺める事でハッピーを願うと言うのが定石であり、醍醐味だと思います。

 片思いものであれば、相手の気持がわからないと楽しめるんですが、
上記の内容はあくまで両思いが前提で話が進んでいます。

 なのに、俺はこう思う。俺はこう思う。の相手無視の自己主張。
例えるならば、壁あて。
俺はお前が好きだ。お前が好きだ。だけしかない、そこに駆け引きもなければ
一方通行でしかない感情をぶつけるだけ。
感情のズレであったり、発展する要素が無い。俺、ワタシ、君、あなた。やかましいねん。ヴォケ。

 仮に個人の主観だけであっても、そこに相手の感情を想起させるレトリックがないわけです。
例えば、純文学でやたらセックスの描写が多いですが、これは双方の感情であったり、
感情と肉体の乖離とそのギャップを表現するのに有効な手段なのです。
そこから発展したり、苦悩したりと言う次のステップの布石だったりするわけで、
そういう布石が無いにも関わらず、ただ感情をぶつけるだけのオナニーに耽るだなんて。
芸が無さすぎますわ。ぷんぷん。


③ 悲劇のヒロインによる陶酔型の作品。


 故今敏監督の名作「千年女優」の中で、主演の藤原 千代子の台詞がこれにあてはまりますね。
千年女優に関しては片思いですし、最後にえっと思わせたり、女ってこええ。と思わせる要素があるので、凄くいい台詞だったと思います。

 恋愛ものに置いてある程度のナルティシズムは必要なのは確かです。誰かに尽くしている自分が好きだったり、あの人に愛されてる自分が好きだったり。人を好きになる前提として、自分が自分の事を好きにならなきゃいけない。これがある以上。恋愛ものや人との関わりはある程度のナルティシズムが必要なわけです。

 ただ、これを過度にやりすぎると問題な訳で。千年女優の場合は最後の壮大なネタバレとしてやったから効果があるわけで、これを日常に当てはめる不幸なんかに常用するとタチが悪い。
些細な喧嘩にしても、不一致にしてもこれはワタシにとって試練なんだ。彼はワタシに冷たく振る舞うけど、愛情の裏返しなんだ。というわけが分からないポジティブ思考。そこに明確な根拠が無ければ、ただの正当化しかない。そこから何かが起きて、後から気づく。なら別ですが、咄嗟に思うのはただ陶酔してるだけの考える脳の無いバカとしか言いようが無いでしょう。だから安っぽいんでございます。


④ 贖罪や救いが無く、次の一歩へ進もうとする脳内お花畑シリーズ。

 携帯小説なんかではおなじみの手法ですが、彼は死んだ。でも、彼の分までワタシは頑張ろう。スイーツ♡。
みたいな話がテンプレ化してますが、なんでこうなるんでしょうかね。
 失ってから気づくものほど沢山あります。そして、自分が相手に与えた罰など、生きて行くうちにこういうものは沢山あるわけです。それに気づいたからと言え、直ぐにスイッチが切り替わってしまうのは、
彼が死んだ事により、全てが清算される。と言わんばかりのレベルですね。マルティンルターだってそんな免罪符は発行しませんよ。
 死であったり罰であったり、それが起きた後は放心状態になったり、自分がやった事に対する贖罪なんかは行うものです。そこから新しい出来事や思い出の断片があって、少しずつ動き出して進んで行くのならまだしも、

 彼がワタシに生きて欲しいと願っているのなら、
話としては急展開すぎるし、無理矢理感が拭えない。だからこそチープになる。

 ノルウェイの森だって、伏線が帰結したのに加え、
渡辺クンの中で直子と言う存在が薄れて行って、そのままオトナになってしまった事。
直子と言う存在が喪失した事により、本当の自分が見えてしまった事(個人的な考察)
と言う儚さがあるので面白いんですが、それが無くて彼の分まで頑張ろう。は流石にチープだと思いますが。

 ならばいっその事。
 彼は死んだ。でもワタシは彼の分まで生きようと思う。は心の中で決心して、家のドアを開けた。すると目の前には、快楽殺人者がいて、そのまま刺されてしまう。私の意識は薄らいで行く、赤と白のコントラクトの中で、一つの光を見つけた。私はそれを必死に掴もうとした。
 その光を掴んだ瞬間、その先にいたのは死んだ筈の彼氏だった。
「これからも、ずっと一緒だね。」
 彼の笑顔を前にして、私は何も言えなかった。


こうした方が面白いとおじさんは思うよ。

 と、チープな作品説明で長くなりましたが、鉄拳さんのはどれにも合致しない分、
うまい感動ものを作ったなと思いました。映像作品であるにも関わらず、回想が行間を生んで、
双方が平等に扱われているので、双方に感情移入が出来ますし。
後は、奥様が愛する自分が好きであったとしても、それが全面に出ていないし、
それすらも一途さのスパイスとなっている。

 旦那さんサイドも自分が消えて、贖罪をし、その運命に抗おうとして、
最後には許されて、本当の幸せが見えてくる。
流れがあまりにも完璧で、感情に訴えかける素晴らしいものだと思いました。

それから鉄拳さんの作品を巡回しておりますが、どれも素晴らしかったです。
RAM RIDERさんとコラボした作品はチープさがあって残念でしたが。

これを機会に、鉄拳さんのパラパラ漫画にハマってみるのも悪くないですよ。








※ 個人的な感想ですが、鉄拳さんって シェル・シルヴァスタインの「おおきな木」が好きだと思う。


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難しいと思うけど、これのぱらぱらとかみてみたいな。
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